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「地図読み」をマスターしよう!Vol.1

安全で快適なランニングに役立つ「地図読み」のメリットをご紹介!

GPSは現在地を知るだけのもの?

ランナーの皆さん、登山道に入る時に「地図」は持って行きますか?

現在は様々なフォーマットの地図が流通していますが、多くの人はスマホにインストールしたGPSアプリを使用していることでしょう。

画面に表示される“現在地”を把握できることはもちろん便利で重要な機能。けれどもGPS画面に表示されている「地図」には、それ以外にも様々な情報が満載なのです。

苦手意識を持つ方も多い「地図読み」。そのコツをマスターして、安全で快適なランを楽しんで頂くために、全4回でその基礎知識や活用法をご紹介します。

地図の基本は「地形図」

出典:電子地形図25000(UTMFの最高地点・杓子山周辺の地形図)

YAMAP・ヤマレコなど様々なGPSアプリがありますが、拡大していくと地図記号や等高線(茶色い曲線)が描かれた「地形図」が表示されます。

この地形図、日本では国土地理院が測量や航空写真を元に作成しており北海道から沖縄まで全国を網羅。珍しいところでは日本最南端の沖ノ鳥島や、韓国・北朝鮮と領有権を争っている竹島なども、きちんと地形図が作成されているのです。

GPSアプリで閲覧することはもちろん、大型書店では紙の地形図を購入することもできますし、以下のウェブサイトで日本全国の地形図を閲覧できます。

地理院地図(電子国土Web)

ところがこの地形図、ガイドマップやパンフレットと異なり「登山道を歩く(走る)」ことを目的に作成されているものではありません。
「尾根なのか谷なのか」「上りなのか下りなのか」地形図だけを見てもまったく分からない…そんな人も多いですよね。

この連載は、そんな皆さんに「地図読み」をマスターしていただくためにスタートしますが…。
まず最初に「地図読み」ができることによるメリットをご紹介しましょう。

メリットその①~地図記号で風景やランドマークを想像できる~

登山道の左右で全く異なる植生も、地図記号を見れば想像できます!

お寺の卍、温泉の♨︎、これらは全て地図記号です。
例えば山の中であれば植生や斜面の状態などを示す地図記号を読み取ることで、その場所の景観や危険箇所を想像することができます。
登山口やルート上のランドマーク(電波塔・送電線・神社仏閣・石碑など)を示す地図記号も、現在地を把握するのに役立ちますよ。

メリットその②~等高線で山を立体的に把握できる~

出典:瀬戸内アイランドトレイルHPを元に加工

極めてシンプルに言ってしまえば、山の地形は「ピーク(山頂)」「コル(鞍部」「尾根」「谷」「斜面」の5種類しかありません。
複雑怪奇に見える等高線ですが、これらの地形がどう描かれているか?のコツさえ掴めば、平面である地図から山の形が立体的に浮き上がって来ます。
3Dマップに頼らずに、ルートのアップダウンやそのキツさを把握してみましょう。

メリットその③~ルートの「先読み」でペース管理&リスク回避~

出典:電子地形図25000を元に加工(ルートの地形によってリスクが変わります)

GPSアプリでも次のポイントの到着予想時刻は表示されますが…。
地形図でルート全体を俯瞰的に見渡すことで「あと何回アップダウンを繰り返せばゴールできるか」「次の登り・下りはどれだけ急なのか」などの“先読み”が可能になり、ペース管理がより効率的かつ理論的に!
また雨天・強風の時に行動する場合や、大雨の後で登山道が荒れている場合に、リスクのある場所はどこなのかを知ることで、比較的安全なルートに変更するなどの対策も可能になりますよ。

Vol.2では、登山やランで役立つ地図記号について、ご紹介します
お楽しみに!

投稿者プロフィール

Allein-Adler
Allein-Adler
登山ガイドと登山女子のちびっこコンビ('ω')(´ω`)
普段は主に関東周辺や八ヶ岳・日本アルプスに出没。
登山ガイドは、WEBメディアでのルートガイドや記事執筆、ガイディング(得意分野は読図)、ネイチャーガイドの育成、登山イベントのパブリシティ取材などで活動。
登山女子はアウトドア業界の著名人へのインタビューや、女性目線での記事執筆、Blog「山あるきへの招待状」を連載中。
マルチに活動する「山の何でも屋」です。
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